恵みの雨か、脅威か。〜農業と土木、現場で感じる6月の空模様〜
- 6月17日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
建設コンサルタントAC-Souingの中園です。
カレンダーも6月半ばを過ぎました。今年の福岡はすでに梅雨入りが発表されていますが、皆様の地域ではいかがでしょうか。
今のところ、当地ではまだまとまった雨の気配がなく、少しどんよりとした空模様が続いています。
私自身、休日は自分の畑で土いじりをしており、先日は地域の「田植えまつり」で泥まみれになりながら楽しむ子供たちの姿も見かけました。
そうした「農業」に携わる身としては、このままでは空梅雨(からつゆ)になってしまうのでは、という懸念が頭をよぎります。
農作物にとって水は命であり、適度な雨が降らないことは死活問題になりかねません。
しかし一方で、建設コンサルタントとして「土木」に携わる身としては、また違った懸念を抱いています。
近年は全国的に極端な気象が続いており、ひとたび雨が降り出せば、かつてのような「線状降水帯」を伴う激甚な豪雨災害へと発展するリスクが常にあります。
農業のためには降ってほしい。でも、災害を引き起こすような雨は降ってほしくない。
土木と農業、両方の現場に立つ身としては「ほどよく、しとやかに降ってくれるのが一番」と天を仰ぎたくなりますが、こればかりは人間の力でコントロールできるものではありません。
自然の猛威を前にして、我々にできることは限られています。
だからこそ、本格的な雨のシーズンを迎える今の時期に、河川や排水設備、急傾斜地などのインフラが本来の機能を発揮できるよう、地道な事前点検や調査を徹底することが重要になります。
危険箇所を事前に抽出し、適切な対策の検討を行う。
目立たない裏方の作業ですが、いざという時に地域の安全を守る「防波堤」となるのが、我々建設コンサルタントの役割です。
農業の現場でも、土木の現場でも、天候の変化から目を逸らすことはできません。
これから雨の多い季節に入りますが、引き続き現場へ足を運び、長靴を履いて、地域の安全と自然の恵みの両方としっかり向き合っていきたいと思います。



